MR475E コンデンサ始動モーター 電気工学実験装置 教育機器 教習機器
1. 機器紹介
1.1 概要
コンデンサ始動モーターは、始動コンデンサと運転コンデンサの2つのコンデンサを使用します。始動コンデンサは主にモーターの始動トルクを高めるために使用されます。つまり、モーターの始動コイルは始動時に通電され、始動後に遮断されます。一方、運転コンデンサは、運転中にモーターの静電容量補償の役割を果たします。運転コンデンサは常にモーターに付随して動作します。主な機能は、モーターの主巻線と二次巻線間の電磁力学的関係をバランスさせることで、モーターの出力を最大化し、騒音と振動を低減することです。
1.2 特徴
1. 始動コンデンサの主な機能は、モーターの始動時に大きな電流を供給し、モーターの迅速な始動を支援することです。モーターが定格速度の約75%に達すると、遮断装置によって始動コンデンサがモーターの始動巻線から切断されます。この始動装置は一般に「遠心スイッチ」と呼ばれ、手動で解除することもできます。
2. 運転コンデンサもモーターの始動を補助しますが、モーターの安定した運転を確保するために常にモーターに付随します。
3. 単相二価コンデンサ非同期モーターは「コンデンサ始動運転型」とも呼ばれます。このタイプのモーターには、始動巻線と運転巻線の2つの巻線があります。2つの巻線は空間的に90度離れています。始動巻線には大容量のコンデンサが直列に接続されています。運転巻線と始動巻線に単相交流電流が流れると、コンデンサの作用により、始動巻線の電流は運転巻線の電流より90度進み、最大値に達し、回転磁界を形成します。
4. シンプルで信頼性が高いという利点があります。回路構造は比較的シンプルで、コンデンサと接触器だけで実現できます。同時に、コンデンサとコンタクタは信頼性が高く、故障率が低く、メンテナンスと修理のコストが低いという利点もあります。
5. 効率と安定性:モーターコンデンサ始動は瞬時に始動電流を供給できるため、モーターを素早く始動させることができます。同時に、コンデンサの存在によりモーターの電流波形がより安定し、モーターの運転効率と安定性が向上します。
2. 技術的パラメータ
入力電力: 220V 50Hz 0.75kW
重量: 17kg
動作温度範囲: -10℃~+40℃
サイズ: 400mm×300mm×410mm

3. 部品リストと詳細説明
3.1 主要部品
番号 名称
1 デュアルコンデンサ
2 コンデンサ始動モーター
3 交流電圧計
4 英国式プラグ
5 漏電保護付き回路遮断器 2P 16A
6 交流電流計
3.2 機器構成リスト
番号 名称 数量
部品 1 デュアルコンデンサ 1
部品 2 コンデンサ始動モーター 1
部品 3 英国式プラグ 1
部品 4 交流電圧計 1
部品 5 漏電保護付き回路遮断器 2P 16A 1
部品 6 交流電流計 1
4. 実験リスト
実験1 コンデンサ始動モーターの原理の理解
実験2 コンデンサ始動モーターの動作実験
